こんにちは、taikiです。
マジックナンバー3の法則ってご存知ですか?
3という数字は、覚えやすく印象に残りやすいと言われています。
2は対立概念に使われることが多いため、3個で1つの塊として認識されることが多いです。
世の中のBig3や三大○○や御三家のように3つでひとくくりとしてまとめられる概念を考えてたら無限に湧いて出てきます。
その3の法則の柔術でどうやって活用するか考えていきましょう。
柔術における3の法則を使っている事例
以前、岡本先生にインタビューした際にこんな事を仰ってました。
トライフォースの芝本先生も仰っていましたが、常にある特定のポジションにおいて選択肢を3つ持った状態でいることが理想的です。
2つだと相手に対応されることがありますが、3つだと対応するのが困難になります。
逆に4つ以上の選択肢を持つとこちらが大変になってしまいます。
最初は2つの選択肢で構いません。常に3つの技を選択出来る状態にして、対戦相手が対応しきれない状態を作ることを意識してください。
2つは少なくて、4つは多い。まさに3の法則です。
私も芝本先生のセミナーで同じことを聞きました。
ある特定のポジションにおいて選択肢を3つ持った状態でいることについて考えたいと思います。
デラXからの展開が多すぎたので絞った話
私がよく使うガードにデラXがあります。
こんな感じで、デラフックをいれつつ反対の足でXガードみたいにする技です。
ここからの展開は5パターンありました。しかし、実際のスパーリングではそんなに多くの技を使い分けることは出来ません。
特に試合のように相手との接戦になればなおさらです。
ということで、技を見直しました。
試行錯誤の結果、奥の袖を引いてスイープ、相手を持ち上げてオーバーヘッドスイープ、バックテイクの3つに絞ったらスッキリしました。
3の法則発動です。
中途半端な技は混乱するだけなのでなかなか極まらないキムラと小手絞りを思い切って捨ちゃいました。
3方向のスイープとバックテイクに絞り込んだら相手の対応以上に自分自身の対応が楽になって技の成功確率もあがった気がします。
すべてのポジションに対して3オプションを書き出した
こうなると横展開です。
すべてのポジションに対してこれを展開すればいいんじゃないかと思った私は、全部書きだしてみました。
どーーん。
モザイクがかかっているのはこれを開示すると俺の技が完全にネタバレしちゃうからw
もちろん技の見直しは日々やっていますが、そんなに大きく変化するわけでもないから伏せさせて頂きます。
かっこよく言えば、Hunter×Huneterで言うところのハンターが自分の念能力を極力ばれないように隠すことに近いでしょうか。(最近、覚えたHunter×Huneter使ってみました)
もしくは、ジョジョの奇妙な冒険で言うところのスタンドの能力がバレないように隠したり、戦いを有利に進めるために暴こうとするアレでしょうかね。
そう考えるとトップ選手の教則動画は、自らの念能力やスタンドを公にする男気溢れた行為ですね(もしくはバレてても極める自信がある技?)。
まとめ:いろんな技を練習するには選手生命が短すぎる
柔術の面白さの一つに技の多彩さがあります。
日々、SNS上に見たことない技が展開されて「いいね」を競い合っています。
その一方で、芝本先生がセミナーで「技を絞っていかないと限られた選手生命の中でレベルをあげていくことは出来ない」と仰っていました。
特に私のように技の覚えが悪いなぁと思っているマスター世代な方は、大人な戦い方として「3の法則」に則って優先順位を明確にして技体系を見直してみてはいかがでしょうか。覚えが悪いなりにも試行錯誤して自分にとっての最適解が見つかればそれだけでも楽しいです。
私は普段からiPhoneのメモ機能を使ってこんなことばかりやっています(笑)記事用にかっこよく書き換えてもよかったのですが、メモ機能ダイレクトのほうが生々しくていいかなぁって思って恥ずかしいけどこちらを晒しました。
皆さんも考える過程を楽しみながら技を取捨選択して、自分の3オプションマップを作りましょう!
iPhoneのメモ機能で出来るのでぜひ技の選択と集中を考えてみてください。楽しいですよ(笑)
以上「柔術におけるマジックナンバー3の法則に着目して技を見直した話」でした。
研究所からは以上です。
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