こんにちは、taikiです。
柔術・グラップリングのプロ興行は、今一番勢いのあるクインテットを筆頭にポラリスがあったり、EBIがあったりと盛んですね。
国内でも関西ではMATSURI、関東ではグランドインパクト、九州ではバリカタがあります。
プロ柔術は普通の試合と違って自らエントリーすることが出来ません。
「いつかはプロ柔術に出てみたいなぁ」なんて密かに思いを馳せている人もいらっしゃることでしょう。
当ブログの読者に、昨年のワールドマスターでも現地でご一緒させて頂いた紫帯アジア王者の武元選手がいらっしゃいます。
その武元選手が大阪で行われるプロ柔術MATSURIに出場することになりました。
願望は口に出すと叶うという!MATSURI参戦を熱望し続けた赤い道着の頑固者、アジア2連覇を手土産に満を持しての初参戦!対するは目まぐるしく回転するグランドテクニックを持つプロシューター"55"!!要注目!!
■紫帯ライトフェザー級
武元具視(パラエストラ和泉)
堀川"55"滉介(チーム一領具足) pic.twitter.com/GLcvQFCyjR— 荒木拓也【フルフォース】 (@arakitakuya) 2018年9月30日
今回は武元選手がプロ柔術MATSURI出場を勝ち取るまでに何を行ったのかをブレイクダウンして、どうやったらプロ柔術から声をかけて貰えるのかを学びましょう。
武さんに学ぶプロ柔術MATSURIに呼ばれる方法
結論から申し上げますと、アジアオープンで2連覇するとプロ柔術MATSURIに招集されるそうです。
皆さん、がんばってアジア2連覇を目指しましょう。
おしまい。
あ〜、冗談です。閉じないでください。もう少しお付き合いを!!
流石にこれだと怒られるので、もう少しブレイクダウンして、どんなステップがあったのかを見ていきましょう。
step0:白・青帯はプロ興行の系列大会で目立つ
将来的にプロ柔術MATSURIへの登竜門になればと開催された白青限定大会UDEDAMESHIで、青帯ワンマッチ2試合を一本勝ちし、UDEDAMESHI賞を頂きました。
その時にMATSURIへの出場を望むなら、紫に上がり、公式戦で結果を出して下さいと言われ、あれからずっとMATSURIを意識して、試合と練習を積みました。 https://t.co/RPYa62hJmS— 武元具視【赤い道着の頑固者】11/4(日)プロ柔術MATSURI.10参戦 (@T_STYLE_Axis) 2018年9月30日
今は行われていないようですが、武元選手はプロ柔術MATSURIの系列大会「UDEDAMESHI」で活躍して、MATSURI関係者からその時に「MATSURIへの出場を望むなら、紫に上がり、公式戦で結果を出して下さい」と言われたとのことです。
大会関係者と直接知り合いになって情報を直接もらいましょう。少なくとも武元選手の場合は、系列の大会に出場し、関係者と直接コンタクトをとっております。
とは言え、試合で活躍することが大前提ということはお忘れなく!!
step1:紫帯になる
プロ柔術と言いつつもチケット代を払った上で、柔術歴1年程度の白帯の試合を見せられたら流石に厳しいですよね。
だったら、白帯でもラインが4本ならいい??それとも青帯ならいい??どのあたりに足切りラインはあるのでしょうか??
どうやら一般的にそのラインは紫帯あたりにあるようです。
当然もっと上の帯が求められるプロ興行ももちろんあるでしょう。
プロ興行に出たい人は、まずは自分が出たい興行が何帯の試合から組まれているかを確認しましょう。
step2-1:公式戦で結果を残す
公式戦、特に全日本選手権や全日本マスター、アジアオープンといった大きな大会で結果を出すといいようです。
武元選手は2017、2018とアジアオープンを2連覇しました。
アジア選手権2018
マスター3紫帯ライトフェザー級
2連覇しました!!!
練習、追い込み、出稽古でお世話になった皆さん、対戦相手の皆さん、応援して頂いた皆さん、ありがとうございました。吉岡先生ありがとうございました。
サポートして頂いるBJJチャンネル様ありがとうございました。#BJJCHANNEL pic.twitter.com/gAufhskOTk— 武元具視【赤い道着の頑固者】11/4(日)プロ柔術MATSURI.10参戦 (@T_STYLE_Axis) 2018年9月9日
step2-2:御前試合で目立つ
更に公式戦だけでなく、御前試合的な位置づけであるフルフォースカップに出場して、大会関係者の目の前でMVP的な活躍すると推薦という形で道が開けることもあるようです。
あとMATSURIの冠であり実行委員でもあるフルフォース様のJBJJF公認大会「フルフォースカップ」で、MVP的活躍をすると推薦して頂けるようです。
今回、女子の試合が組まれたのですが、そこで出場される竹本選手はフルフォースカップMVPで出場権を獲得されました。鬼強です!
毎年、年始に開催予定です。— 武元具視【赤い道着の頑固者】11/4(日)プロ柔術MATSURI.10参戦 (@T_STYLE_Axis) 2018年10月1日
更に勝手に俺が考えたアピール方法
ここまでは武元選手のツイートを元に考えてきました。
大前提として強いということがあげられるのでしょう。
ただ、プロと名が付くからには強さだけではない何かを大会主催者やお客さんは求めているはずです。
あのUFCでさえ、強いけどつまらない試合をすることで有名な最強塩漬け男と呼ばれたジョン・フィッチ選手をリリースしたことを覚えている人は多いはずです。
ここから先は、プロにはこういう要素も必要だろうと私が勝手に考えた内容を書きます。大会関係者から聞いた話ではありませんのでこの通りに頑張ったけどプロ興行に呼ばれないじゃないかというクレームは無しでお願いします(笑)
自分の試合について自分で情報を発信する
UFCであっても無名の選手が単純に戦う試合は見ていて面白くないですよね?
柔術だって、知らない黒帯の試合よりも練習仲間の白帯の試合の方が見ていて面白いですよね?
試合の技術論うんぬんを楽しめるのは一部のマニアだけで、格闘技の背景にあるストーリーを楽しめる人の方が圧倒的に大多数です。
しかし、残念なことに柔術には背景にあるストーリーを展開してくれる大々的なプロモーションやPRIDEバリの佐藤映像製作による煽り映像はありません。
だからこそ、出場する選手自身が背景にあるストーリーを自ら発信することを求められています。
三角絞め研究所でさえ、記事のリリース前にSNSで煽って読者に期待させるような動きはしております。こんな感じ。
実は昨日インタビューした。
キワドイ話題もあってどうやって記事にまとめるかは考えなきゃいけないけど、形にしたい!!— 三角絞め研究所 (@triangle_chk) 2018年9月12日
だいぶインタビュー記事進んだぞ。90%ぐらいまでは来たかな。明日は仕事なので寝る。
— 三角絞め研究所 (@triangle_chk) 2018年9月17日
チャンピオンの許可がおりた。記事の中のチャンピオンにまつわる話を削らないですんだぞ。うれしー。
— 三角絞め研究所 (@triangle_chk) 2018年9月19日
今日中に記事がリリース出来そうです。
ということで、今回は↓です。「スポンサーが欲しい柔術家・格闘家必見!スポンサー本人に話を聞いてきた」
お楽しみに〜
— 三角絞め研究所 (@triangle_chk) 2018年9月19日
☆ブログ更新
今回はスポンサーをテーマにしました。
実際にアスリートにスポンサードすることを仕事にしているX氏を招いて
・スポンサーはどんな視点でアスリートを見ているのか
・柔術家・格闘家はどうやってスポンサーを募集するべきか
という視点で語って頂きました。https://t.co/nQ2wKfjkXy— 三角絞め研究所 (@triangle_chk) 2018年9月19日
いきなり記事書けましたといった感じでリリースするのではなく、情報を小出しにして、読者の想像力を喚起させて、告知した上でリリースした方が反響が大きいです(検証済)。
ちなみにMATSURIの運営側での煽り投稿に武元選手も乗っかって、情報発信しています。
っていうか、週6日で8部練ってなんだよ(笑)
森本さんに、逆襲のシャア!!!
2週間で3回は俺じゃないっす!
ウチの妻は練習は毎日行け!格闘技を始めてからイライラしなくなって、笑顔が増えたからドンドン行けって言ってます。
去年は週7日で8部練、今年は怪我が無い時は通常週6日で8部練です!泉州のシャア!
ありがとうございます!(^_^) https://t.co/lRBAPBbZn7— 武元具視【赤い道着の頑固者】11/4(日)プロ柔術MATSURI.10参戦 (@T_STYLE_Axis) 2018年10月17日
冷静に考えるとコナー・マクレガーでさえ、試合のプロモーションで自らインタビューに出てSNSでツイートしてプロモーションしているんですから、コナー・マクレガーよりも知名度のないプロ柔術に出る選手は当然自分の試合の為にやるべきです。
メディアを使って試合を煽る
自分自身がSNSで情報発信したとしても限界がありますので、そんな時はメディアの力を借りましょう。
しかし、柔術を取り扱うメディアなんて直接コネクションないからどうしたらいいかわからないと思う人もいることでしょう。
ホントにそうですか?
今あなたが読んでいるこの記事はなんでしょうか???
はい、ある意味柔術メディア(の端くれ)ですww
三角絞め研究所を使っていただいて結構です!
私が煽り記事を考えますw
三角絞め研究所が嫌だったらLet’s BJJさんに相談してみるのもありです。(紹介することぐらいは出来ます)
三角絞め研究所は、この手の持ち込み企画は大歓迎です!!
お気軽にご相談ください。
まとめ:プロ興行に出たい人はまずは強さで目立て!
グラップラー刃牙のモデルであり、著名な格闘家である平直行先生がこんなことをおっしゃっていました。
格闘技って「強いだけでも物足りない。強くなくても物足りない」っていう世界だから、なんらかの強烈な個性や武器が絶対必要。
出所:こちらの対談記事
強いことは前提としてあって、それよりも更に何かを求められるのがプロの世界です。
(といっても私はプロじゃないのでわかりませんが、、、)
平先生がおっしゃる“なんらかの強烈な個性や武器”が何であるかは人によって異なることでしょう。
人によっては三角絞めという技かもしれないし、不遇な境遇によるサイドストーリーかもしれないし、SNSによる煽りなのかもしれません。
“なんらかの強烈な個性や武器”が何かはわかりませんが、それ以前の段階として「強さ」というコンセンサス(※)が存在しています。
※コンセンサス【consensus】 意見の一致。合意。 「国民の-を得る」
出典:三省堂大辞林
出場したかったけどできなかった選手はまずは強さを、プロ興行に出場する選手は“なんらかの強烈な個性や武器”でお客さんを魅了する柔術を追求して、自分の柔術を築き上げてください!
以上「Road to プロ柔術!武元選手に学ぶプロ興行にエントリーする方法」でした。
研究所からは以上です。
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