海外でブラジリアン柔術の試合に出てみたい人の為の海外遠征マニュアル 試合編

緊張の中、試合当日を迎えていざ会場に出陣。
会場で試合以外の事でストレスが掛からないように荷物リストとちょっとしたノウハウをまとめておきます。

試合会場でのいろいろ

会場での持ち物リスト

  • IDカード
  • マウスピース
  • テーピング
  • コンタクトレンズ
  • 食事(ゼリーとか)
  • サプリメント(トーナメントでの長期戦を想定するとXtendは必須)
  • 水(前日にコンビニで大きめのボトルを確保しましょう)
  • 携帯・ネット環境(試合順が適宜更新されるため)
  • 小銭
  • 道場のTシャツ(表彰台用)
  • タオル
  • 腹巻き

IDカードはJBJJFでもIBJJFでもいいから作りましょう。
会場への入場、 計量、試合直前、表彰式、オープンクラスエントリーと意外と提示することが多いです。
本人確認がパスポートだと会場にパスポートを持ち込むことになり、無駄な心配が増えるのでやめましょう。
首から掛けるストラップがあったほうが圧倒的に楽です。

ちなみに今回は参加賞でストラップがもらえました。これは助かりましたね。
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万が一勝ち上がって表彰台に辿り着いた時用に、所属道場のTシャツを持って行きましょう。
今回は自分でも表彰台まで行けるとは思っていませんでしたが、試合では何が起きるかわかりません。
何かが起きた時のために準備しておいた方が、その何かは起きるんでしょう。たぶん。
Tシャツは現地で着ることも出来るので一石二鳥です。
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そして、水も大きめのペットボトルで購入してください。
トーナメントで勝ち進んで消耗することを想定して、魔法の粉、エクステンドを準備しておくと良いですね。
私は1ガロン(3.78リットル)を購入しました。
さすがにやり過ぎですね。
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更に重要なのが、荷物編でも書きましたが、腹巻きです。
お腹が弱くてすぐに下痢する人は必ず持って行ったほうがホント良いです。
どこもエアコンが強すぎて本当に身体がおかしくなります。
今回、機内、会場、ホテルと毎日腹巻きしていました。
腹巻きがなかったら、不調なお腹で試合をして、ニーオン食らって大惨事になっていたかもしれません。
楽しい柔術世界大会が暗黒武術会に一変してしまいます。
そんな大惨事が起きたら、さすがに柔術をやめてしまうかもしれないw
それぐらい大事です。

計量・道着チェック・選手呼び出し

JBJJF主催の大会とほぼ同じ方式です。
ただし英語です。呼び出し係の人が日本語の名前を正しく発音できなかったりすることがあるのでうっかりすると聴き逃します。
呼び出し係や放送に頼らずに、自分のマット番号と試合番号を確認の上、自分から切り込みましょう。

計量はポンドでチェックされますので、体重がギリギリな方は、必ずポンドでチェックしましょう。

計量と道着チェックが終わったら、リングコーディネーターを見つけましょう。
リングコーディネーターに、自分の名前と試合番号を伝えて下さい。
リングコーディネーターも選手を見つけると安心しますし、一度顔を見て話せば、万が一の場合に「時間までに来なかったから失格!!」と切り捨てらられることもないでしょう。アメリカ人ばりに積極的にアピールです。この時ばかりはシャイな日本人は捨ててください。
柔術と一緒で「自分から!!」です。

また、貴重品を見てくれる人がいない場合は、この時にリュックに一式入れて、マットまで持ち込みましょう。
さすがに試合中に持っていく人はいないと思われるので、会場に放置するより安心できます。

チームメイトのサポート

試合の際にもチームメイトがいたら動画撮影、セコンド、荷物管理と役割分担を決めて手分けしましょう。
試合が被ることもあるので4人ぐらいいるとうまく回せるのですが、人数が限られる場合は、役割分担を事前に決めて効率よく回しましょう。

動画撮影

試合を後で振り返るためにも動画撮影は必須です。
大きな大会であればFlowGrapplingの有料会員になれば動画は見れますが、チームメイト撮影の方が臨場感があって私は好きです。
すぐ見れますし、日本で応援してくれている人の為にもすぐに共有できるように、自分の携帯で撮影したいですね。
対戦相手から動画を共有してもらうということも当然出来ます。

ちなみに、自分カメラとFlowGrapplingではこれぐらい臨場感が違います。
私の試合からどうぞ。

臨場感あり

臨場感なし

荷物管理

盗難リスクは国内よりも海外の方が高くなりがちです。
貴重品や携帯電話が盗難に合うのは後味も悪く、手続きもめんどくさいので、信頼できるチームメイトに預けられるとストレスが減ります。
荷物管理は信頼できるチームメイトに依頼して、試合に集中しましょう。
いない場合は、貴重品をまとめてリュックに入れてマットスペースに入りましょう。
↓こんな感じでリュックに詰め込んでマットの側まで持ち込んでいます。
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セコンド

セコンドは、ぜひやってもらいましょう。
アウェイの異国の地で、英語が飛び交う中、日本語で声を掛けてくれるだけでも安心感が出ます。
試合中も励みになります。
残り時間と現在のポイントを教えてくれるだけでも助かります。
アドバイスの中身以上にその場にいてくれて声を掛けてくれることが身にしみます。

チームメイトが1名しか空いてない!!そんな時は、セコンドと動画をやってもらおう

チームメイトが足りない場合は、荷物管理は自分で行ない、セコンドと動画撮影をやってもらいましょう。
セコンドに集中して欲しい場合は、動画をFlowgrappling(有料)に任せましょう。
1人も仲間がいない場合は、セコンドは現地調達しかありません。
現地で仲良くなった外人に時間とポイントだけでもやってもらいましょう。
陽気な外人ならきっと喜んでやってくれます。

試合終了後

日本で応援してくれている家族に連絡

試合が終了したら、結果を日本で応援してくれている家族に連絡しましょう。
特に柔術をよくわかっていない家族は、早めに連絡してあげてください。
結果と怪我の状況のみで構いません。
家族は連絡があるだけで安心します。
と同時に、この連絡が来年の出場に繋がるのです!
そう、来年の戦いは既に始まっているのです。
LINEを送るだけで済むのですから、こんなにコスパの良い行為はありませんよ!!
試合が終わった直後から、既に家族のセットアップは始まっているのです!
自分から作れ〜

道場の先生方・仲間達に連絡

道場の仲間達に結果を報告しましょう。
世界大会ということで注目度が高いのは世間だけではなく道場内も同じです。
結果の良し悪しに限らず、みんな報告を待っているはずです。
喜びはみんなで分かち合い増幅させ、悲しみはみんなでシェアして減らしましょう。
そして、試合動画は夜でも構いませんので送りましょう。
タイムリーさが大事です。
ホットなうちに見ないと面白さ半減です。細かい解説は後で良いので、試合を終えた高揚感(悲壮感?)冷めやらぬうちに共有するのです。
鮮度が命!

チームメイトや他の日本人選手の応援をしよう

既に述べたように、動画撮影、荷物管理、セコンドと言ったサポートを積極的にやりましょう。
柔術はマットに立つのは1人ですが、立つまではいろんな人のサポートが必要不可欠です。
自分がサポートしてもらった・もらわないに関わらずサポートしましょう。
情けは人のためならずです。
はい、巡り巡ってきます。
他の道場の方ともこういう時につながります。自分が負けても不貞腐れてはいけません。
不貞腐れる時間があるなら、しっかり応援して1つでも多くの事を吸収しましょう。

会場での食事情

試合の時間帯によっては昼飯問題が発生します。
会場にも食事関連のブースが出ますが、アメリカンな食事の為、期待しないほうが良いです。

アメリカンなハンバーガー、ポテト系の店

ファーストフード的な店です。
まぁ、試合前に食べられません。
素通りです。

アサイー

3日目に応援に行った際に食べました。
トッピングに寄って10〜20ドルしますが、とにかくデカい。サイズがアメリカンです。
私のようにお腹が弱い人にとっては、まさにHighway to Toirett!!
残しました。

フルーツショップ的なお店

唯一食べれた店です。
普通にバナナとかオレンジとかドリンクが売っている出店がありました。
ここでバナナを購入し、水とバナナで頑張りました。

あまり変なモノを食べたくない場合は、日本から持って行きましょう。
ゼリーとエクステンドがあればなんとかなります。
プロの格闘家で食事を持って行ったり、人によってはシェフを同伴したりという話を聞いたことがありますが、物凄く実感としてわかるようになりました。
食にこだわりがある人はご注意ください!

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