こんにちは、taikiです。
先日、女性の柔術家の方々から聞いたのですが、男性とスパーリングをしているとその人がモテるかモテないかなんとなくわかるそうです(笑)。
興味深い話であり、誰もが知りたい内容なので研究しない訳にはいきません。今回はスパーリングを通じてにじみ出るモテ度について考えていきましょう。
女性から見たモテないスパーリング
結論から書くとモテなそうなスパーリングは具体的にこんな感じだそうです。
- 女性が相手でも常に全力のガチスパー
- タップしてもなかなかやめない(気づかない)
- ニーオンで思いっきり体重をかける
- 密着系の技が多い(+汗だく)
どんな面白い意見があるのかと期待して聞いてみると意外と普通です。むしろ妙な納得感があります(笑)。
特に女性から見ると男性とのスパーリングは体格差があることが多く、知らない人だったり初めての相手とは恐いでしょう。きっと女性は男塾で言えば、富樫源次と大豪院邪鬼(初登場時)ぐらいの体格差を感じていると思います。
確かに、この体格差があって、冷静さに欠けるバーサク状態で全力ガチスパーされたら好きな柔術も嫌になってしまいます。
人によっては「俺は全然力使っていない」と言う方もいらっしゃると思いますが、あなたがどう思うかではありません。相手がどう感じるかの問題です。あなたが50%の力でも相手が全力と感じたらそれは全力なのです。
ドラゴンボールで言えばフリーザが普段100%の力を使わずに戦っていますが、名もないナメック星人からしたら10%であっても圧倒的に強いと感じてしまうのです。相手の立場にたって考えましょう!
ちなみに、男女問わず「密着系の技が多い(+汗だく)」は苦手な人も多いと思いますが、その人のスタイルだから非難しないでほしい(笑)。ディフェンス力を高めて頂いてなんとか対応してあげてください。お願いします。
今回は、力加減について掘り下げて考えてみましょう。
ガチガチに力が入っていてはモテない以前に危ない
常にガチガチのフルパワーでスパーリングをしてくる相手は、色帯の人でも恐いと感じますよね?
試合に向けて追い込んでいる時のお互い合意の上でのガチスパーならまだしも、いきなりフルパワーでスパーリングされると引いてしまいます。これが対色帯のスパーリングならまだ良いのですが、白帯の方、特に経験があまり無い方や体格差がある場合(含女性)は相手を怪我させてしまいそうで、見ていて恐いです。やっている人はもっと恐いはずです。
おそらく必死になるあまりに興奮状態になってしまっているのでしょう。そんな状態では技が荒くなりますし、バッティングや蹴りが顔に入ってしまい打ち身や痣が絶えません。しかもやられた場合はタップが遅れて自分も怪我してしまいます。
そもそも柔術の技は力を名一杯使う事ありますか?
精度をあげれば使う力は減るはずです。(それでも試合とかでは力入っちゃうのはわかっています)
カイオ・テハのあまりにも有名な名言を思い出しつつ、せめて練習の時は力をコントロールするように心掛けましょう。
カイオ・テハ「Technology conquers all.」
超訳:テクニックはステロイドにも勝つ!
カイオ・テハは、筋トレすらいらないと言ってしまうぐらい力をコントロールした柔術をやるようです。機会があれば対戦経験のある人に直接話を聞いて確認しようと思います。
余談ですが、インテル(「インテル入ってる」で有名な半導体の会社です)創業者のアンディ・グローブもカイオ・テハと同じような名言を残しています。
アンディー・グローブ「Technology will always win.」
超訳:テクノロジーは必ず勝つ
世界は違えど、同じような事を言っています。その道を極めし者が辿り着く境地なのかもしれません。
力をコントロールすることはモテる以上に役に立つ
力がコントロールできずにガチガチに力が入ってしまっているのは、一緒に練習する女子からは評判が悪く、「コイツはモテなさそうなヤツだ」と思われています。
名もないオッサン柔術家が「コイツはモテなそうだ」と思われるだけなら問題ないのですが、それをキッカケにせっかく来てくれた練習相手が柔術を嫌になってしまい、辞めてしまっては元も子もありません。名もないオッサン柔術家がモテない以上に深刻です。柔術界全体に大きな影響を及ぼします。
せっかく興味をもって柔術に来てくれた女性は大切にしましょう。(もちろん、女性に限らない。)些細な事で柔術自体が嫌われるのは悲しすぎます。自分がスパーリングでやられたくないといった小さなプライドを捨てて、柔術界の将来を考えて(?)自分の為にも力を抜いたスパーリングを心掛けましょう!
あなたの緩急の効いたスパーリングが新たな柔術愛好家を呼び込むキッカケになるのです。
ちなみに格上の女子は?
世の中には見た目の可愛らしさと鬼のような強さがミスマッチな格上ツヨカワ女子は存在します。(いつか紹介したい。追記:紹介できた)
全力でチャレンジしましょう。と言っても、ここで言う全力とはガチガチのフルパワーではなく、必要な所だけ力を使って持てる技術を総動員しようという意味です。残念ながら格上女子に力を開放したところで勝てませんし、いなされて極められて、嫌われます(笑)
北斗の拳で言えば、ラオウの剛の拳ではなく、トキの柔の拳です。
柔術ですから!
まとめ:強くなればなるほど優しくなれる(≒モテる)
きっと力が入ったガチガチのスパーリングをやっているうちはモテません。逆に力のコントロールを覚えて、緩急つけられるようになったら、その分優しくなれるし、優しくなれれば、モテるでしょう!
強くなればなるほど優しくなれるのです!(By 山下泰裕)
つまり、モテたかったら力をコントロールして強くなれって事ですね。強くなってモテ街道を突っ走ってください!
以上、「柔術女子はスパーリングからその人がモテるかモテないかを感じ取るという話」でした。
追記1
女相手にやられそうになった途端「うん、いいよいいよ上手いねー!」なんて上から目線に転じるようになる指導厨…も追加でお願いします!
— さかこ@UD☆ (@sakako51kjgAH) 2017年8月15日
フォローしますと幸い私の周囲はそういう人は少数派ですが、インストラクターや代表を差し置いて上から目線かます指導(しかも普段受けている指導と違ったり分かりにくかったり)厨は何度か出会いました…まあ「手を抜いてあげたけど俺は本気出せばお前より強い」って言いたいのでしょうね。
— さかこ@UD☆ (@sakako51kjgAH) 2017年8月16日
フルパワーに追加して、やられた時に上から目線で偉そうに指導するのもダメなようです(笑)。「本気出せばお前より強い!」と言いたい人は試合でやりましょうね。やられた時は、素直にやられたことを認めましょう。
追記2
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