こんにちは、taikiです。
橋本先生の『ベリンボロ ザ ワールド』を購入したら、(俺の中で)第三次ぐらいベリンボロブームが到来中です。
『ベリンボロザワールド』見てる。
「ボロトップ」「ボロ担ぎ」のようにスパー中になったことがあるけど、名前がなかった概念に名前をつけているのが流石だなぁと思った。そして、ディテールがブラッシュアップされていて、ポイントがクリアになっている感がある。もはやベリンボロ工学。— 三角絞め研究所 (@triangle_chk) April 7, 2023
今回の橋本先生の『ベリンボロザワールド』は、全体がシンプルになったのとベーシックな部分での言語化が洗練されてわかりやすくなっていることに大変感動しました。
ベリンボロ挫折組の人達ももう1回チャレンジするぐらいの内容が詰まっているので図解してそのカラクリを詳らかにしていこうと思います。
まずは全体像を抑えよう
毎度のことながら、目次を使って全体像をざっくりと捉えましょう。
1-2でイントロダクションがあって、3-10がベーシックベリンボロ、11-14がクラブライドです。
ここまでが『ベリンボロ ザ ワールド』の核となる部分でしょう。即ちベリンボロの核心です。ここが出来ないとこれより先に進んでもあまり意味がない。最重要パートです。
15-23はベリンボロエントリーを大量に紹介してくれています。
24-34はカウンターとディフェンスです。原理を理解しているからこそ、ディフェンスができて、カウンターが取れます。
35-38は派生系、39-41はベリンボロ後のバックコントロールですね。
14までが基礎、そこから先は応用といったところでしょうか。
今回は35-41の派生系とバックをとった後の部分は省略して、優先順位の高そうな1-34までを中心に図解してみましょう。
図解:『ベリンボロ ザ ・ワールド』
まず、『ベリンボロ ザ ワールド』の全体像はこちら。
「ダブルガード」から「ベーシックベリンボロ」もしくは「クラブライド」を使って、「バック」「トップ」「マウント」「サイド」といった有利なポジションをとること。これが根底にあります。
この大きな流れに逆らってはいけません。
全ての動画は、この流れの中のどこかの部分をピックアップして解説してくれています。全体のどこの話をしているのかを見失わないようにしてください。
ベーシックベリンボロとクラブライド
『ベリンボロ ザ ワールド』におけるコアの部分は、「ベーシックベリンボロ」と「クラブライド」でしょう。
この2つができないことには、それに至るエントリーやカウンター、ディフェンスといった知識も使えないものになってしまいます。ベリンボロをマスターしたい方はまずはこの部分を何度も何度も繰り返し見て、試して、動画と比べて違う部分を修正して……といった試行錯誤を何度も繰り返す必要があります。
↑このベーシックな展開自体は皆さんご存知ですよね。
橋本先生のベリンボロ最新版は、ベーシックベリンボロとクラブライド↓の2つの軸に落ち着いたってことではないでしょうか。
シンプルにまとまった感じがします。
この2つが粗いといつまで立ってもバックを取り切れないベリンボロから卒業できませんので、まずはここをキッチリと仕上げましょう。
いろんなベリンボロエントリー
「ベーシックベリンボロ」と「クラブライド」ができるとようになると、いろんなポジションから狙えるチャンスが広がります。
15から23まではエントリー方法を紹介してくれています。
いろんなポジションからのエントリーがありますね。きっとこれ以外にもあるのでしょうが、このエントリー関連の動画を見れば見るほど、確実に「ベーシックベリンボロ」と「クラブライド」が出来ないと意味がないなぁと思えてきます。
ベリンボロカウンター/ディフェンス
「ベリンボロを狙う時、ベリンボロもお前を狙っているのだ」と哲学者ニーチェが言ったとか言ってないとか。
そうです。ベリンボロにはカウンターがつきものです。24-34はカウンターとディフェンスです。
カウンターとディフェンスに関しては大事な部分は、「ベーシックベリンボロ」と「クラブライド」を逆に利用しているだけで表裏一体となっています。
身体でベリンボロを覚えていなくても知識としてポイントがわかっているとそれだけでディフェンス効果があります。即ち、「ベーシックベリンボロ」と「クラブライド」なわけです。
ブレイクダウン:「3.ベリンボロエントリー」
ここまでは全体像を見てきましたが、ここでは「3.ベリンボロエントリー」に注目してもう少し掘り下げてみましょう。
「3.ベリンボロエントリー」の動画は12分あり、橋本先生が時間を掛けて丁寧に説明してくれています。
内容としては、ダブルガードからデラフックを作ってベリンボロで回るところまでです。バックのとり方ではありません。
ベリンボロで回るところに12分。本作品の中でも一番時間を割いています。つまり、これが一番大事だからですね。
その部分をさらに細かくみると「ダブルガードからデラフックを作る」「ベリンボロを仕掛ける」「ベリンボロで回った後」の3つのフェーズわけることが出来ます。
それぞれに対して何がポイントなのかざっくりと書き起こしたのがこちら。
私はベリンボロでなんとなく回ることはできるけどバックが取り切れないことが多いです。その理由はこれな気がしてきました。これだけ大事なポイントがあるからどこかが雑になる。そうなると逃げられる。それを感覚でやらずにキッチリと解説してくれていることに感動しました。
ポイントとしてはこのあたりでしょうか。
- ダブルガードで相手の膝を内側に捻ること
- デラフックじゃない方の足は相手の膝を超えること
- 回った後は膝で距離をとってカウンターリスクを消す
- 回った後にお腹に乗せたデラフックじゃない方の足をどかされないこと
このあたりのポイントはカウンターやディフェンスのパートで繰り返し出てきます。
正直、この教則動画は「3.ベリンボロエントリー」だけでもいいぐらいのインパクトがあって、この動画を理解するだけ(見るだけじゃダメ)でベリンボロのディフェンス力があがります。
これ以外はオマケと言っても過言ではない!
まとめ:教則動画は最新版がいい
ベリンボロと言えば難しい技というイメージでしたが、登場から10年ぐらい経過して、かなり洗練されてきた感があります。
橋本先生もベリンボロを練習・試合を通じて何度も使うことで、余計なものが削ぎ落とされてベーシックベリンボロとクラブライドの2つに集約されたのではないでしょうか。そして、同時にベリンボロとは何なのかを綺麗に言語化出来たのでしょう。
これまでにベリンボロに挑戦して挫折した方も多くいらっしゃると思いますが、そんな方々も時間を経てシンプルになって来たベリンボロにもう1回触れてみてはいかがでしょうか。
トップ選手が試行錯誤した結果から吸収すれば効率も良くなります。ぜひ、最新版でチャレンジしてみましょう!
以上「『ベリンボロ ザ ワールド』を図解する」でした。
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— 橋本知之 (@tomohashi_) March 31, 2023
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