こんにちは、taikiです。
突然ですが、クラスで習った技をその日のスパーリングで使えますか?
クラス内で技の理屈を理解して、フォームを覚え、反復練習をしたのに、スパーリングになるとうまくいかない。柔術あるあるですよね。
なんでそんなことが起きるのかの理由の1つにタイミングがあります。
柔術の技が決まるには、「フォーム」と「方向」と「タイミング」が必要だと芝本先生が柔術ナビのコラムで仰っていました。
技術を成功させるポイントはフォーム・方向・タイミングであり、そこに力とスピードを乗せます。 それらを的確に出来るようにする為に反復練習は必要でしょうか? 例えば柔道では得意技の打ち込みを毎日何百本もこなします。
出所:【コラム】芝本幸司の柔術アスリート論【第3話】
今回はタイミングについて考えてみたいと思います。
技が決まるタイミングの1つは動き出し
結論から言ってしまいましょう。
技が決まるタイミングの1つは相手が動き出す瞬間です。
こちらの教則動画の「09 タイミングでかけるシザースイープ」で生田先生が動き出しを狙えと仰っていました。
また、篠田先生もこちらのセミナーの「ラッソーガードスイープ」の中でタイミングについて動き出しを狙うことを仰っています。
動き出しを狙うことについては、各道場で先生方がクラス内でも仰っていることでしょう。
そもそも、なぜ動き出しを狙うのでしょうか。
高校生の頃に物理でニュートン力学を学んだことがある方であれば明らかですよね。「F=mgが、、、」とか「床との摩擦が、、、」みたいな話を真面目に解説し始めても誰も読んでくれないので「物理学的に動き出しを狙うのが良いらしい」と理解しておきましょう(詳しく知りたい方が多かったら解説する)。
誰もが狙えるタイミングは待つこと
最近、タイミングを掴めたなぁと思ったスパーリング動画がありましたので紹介させて頂きます。
こちら。9秒程度の動画です。
対戦相手とは12kgぐらい体重差があり、フォームや方向が正しくてもタイミングがあわないとびくともしません。
そこで私は、ガード状態でひたすら相手が動くのを待ちました。
相手を観察して、ただただ相手が動き出すのをシザースイープ発動をスタンバイして待ちました。
タイミングのとり方は、いろんな方法があります。その中でも一番シンプルな方法は「待つ」でしょう。
これであれば必要とされるのは忍耐!!
センスや才能ではありません。
白帯の頃であれば、このシーンも膠着していて、たまたま決まったぐらいにしか思わなかった気がしますが、今であればタイミングの読みあいという攻防(忍耐?)がそこにはありました。
まとめ:タイミングがわかるとスパーリングがもっと楽しくなる
今回はタイミングについて考えてみました。
タイミングを掴むことほど、話を聞いて理解するのと実際にやってみることのギャップが大きいものは無い気がします。
私も最近になって、タイミングを意識して取れるようになってきました。
無意識でやっている方も多いと思いますが、自分で少しでも意識してできるようになると柔術の面白さが更に一弾あがります。
また、タイミングがわかるようになると膠着塩試合と思って見ていた試合が、高度な読みあいがわかるようになって、また違った視点でみることができるかもしれません。ぜひ、練習の際に意識してみてください。
以上「技を発動するタイミングがわかって来た話」でした。