こんにちは、taikiです。
タイトルと下記のツイートですべてを言い切ってしまって書くことがありません。
最近、スパーリングを休まずにやるようにしている。連続でやると疲れるから1本ごとに休んでいたけど、限られた時間の中では練習密度・消費カロリー的に休まないほうが効率良い。今までなぜ気づかなかったのだろうか😂
— 三角絞め研究所 (@triangle_chk) October 19, 2020
以上、「少ない練習回数で効率よく強くなる方法を思いついた話」でした。
いや、ちょっと待って。冗談です。
もう少し広げます。
スパーリングを連続でやると練習の時間効率があがる
皆さんの道場では通常のクラスはどのような構成で行われているでしょうか?
60分のクラスであれば、多少の差はあれどこんな流れではないでしょうか。
- 05〜10分 準備運動・マット運動
- 20〜30分 テクニック
- 20〜25分 スパーリング(5分×4本+インターバル)
私は、これまでは4本あったらスパーは1回やって1回休むみたいなパターンで、1クラスで2本ぐらいスパーリングを行っていましたが、最近は4本全部やるという方針に変えました。
単純に考えて、60分のクラスでスパーリング2本で終わるとの4本やるのとでは後者の方が練習密度が高いことは言うまでもないでしょう。
もちろん、とても疲れます。
疲れた状態でスパーやったら普通にやられちゃうし、実力が出せない、、、、その通りです(笑)
以前はちゃんと動ける状態でスパーリングしたいなぁと思っていたのですが、最近はそれ以上に時間効率を高めた練習をしたいと考えるようになってきました。
なぜこんな風に考えるようになったのかには、クラス後のフリーマットに理由がありました。
練習後のフリーマットという延長戦
クラス終了後にすぐに上がらずに、フリーマットで追加のスパーリングをやったり、技の研究をしたりするのはどの道場でもよく見られる光景でしょう。
その一方で、コロナの影響で練習後のフリーマットにも制限がかかって、時間が短縮されたり、フリーマット自体がなくなったりと何かと環境が変化している方も多いと思います。
私の所属する道場でもクラス終了後にフリーマットの申請をすれば出来るものの、コロナ前に比べると参加人数・時間共にコンパクトになりました。
フリーマットがなくなると当然練習への投下時間は減ります。
こうなってくると限られた時間を有効に使おうと考えるようになり、スパーリングを休まずに連続でやるという発想になりました。
フリーマット残業論
仕事の場において、「集中して業務効率を高めて、時間内に仕事を終わらせろ」的な話を聞いたことがある方、たくさんいらっしゃることでしょう。
私も多くの先輩方に言われ続け、後輩にも言い続けてきた気がします。
仕事において散々「業務効率を上げて残業をするな」と言われ続け、言い続けて来たのに、柔術になると残業依存(≒フリーマット依存)になって、時間効率の概念がどこかに飛んでしまっていたことに気付きました。
こんなことを言うと「柔術は趣味でやっているんだから、残業と結び付けないでよくない?」という意見がありそうです。
もちろん、そういう考えがあるのも当然だし、それでいいとも考えています。
ただ、私は柔術が上手になりたいし、試合でも勝てるようになりたい。
紫帯にもなると何も考えずに練習をしていても強くなる時期はとっくに終わっていて、上達を求めるからには効率的な練習や思考が必要になります。
好きな柔術だからこそ投下時間に依存するのではなく、時間密度を高めることに重きを置くべきなのでしょう。
コロナの影響で練習時間に制限がかかったからこそ、練習効率を高めるという発想に至りました。
嫌なことばかりなコロナですが、そのおかげで新しい気付きもあり、自分の意識と行動を変えるのにとても良いキッカケが得られたのです。
私は、時間が大量にある状況よりも時間制限がある環境下の方がどうやら頭を使うみたいですね。
まとめ:時間密度を考えよう
少しずつ収まってきたとは言え、まだまだコロナの驚異はなくなっていません。
練習環境や試合環境が以前のような状況に戻るのには時間がまだまだ掛かりそうですが、制限があるからこそ出てくるアイデアや発想は確実にあります。
こういう時だからこそ、時間密度をいかに高めるかという発想で物事を考えてみましょう。
また、私が述べた連続スパーリングを試す方は、くれぐれも無理のない範囲で練習してください。練習密度を高めることも大事ですが、それ以上に命が大事ですので、無理のない範囲でお願いします。
以上「【フリーマット残業論】少ない練習回数で効率よく強くなる方法を思いついた話」でした。
合わせて読んでほしい
今回の練習密度の話にも近い話を過去にも「柔術だけやっていれば柔術は強くなるのか」という切り口で考えてみました。合わせて読んでみてください。