こんにちは、taikiです。
本日は、石黒翔也選手のインタビュー後編をお届けしたいと思います。
前編は、柔術で生計を立てる石黒選手の実情に迫ってみましたが、収益モデルの全容がなんとなく見えてきましたね。今回は、スポンサーとの関係や将来の石黒選手のキャリアプランについて聞いてきました。スポンサー獲得の話は格闘技で生計を立てたい選手にはぜひ読んでほしい内容になっております。
お楽しみください!
前編を読まれていない方はこちらかどうぞ。
スポンサーを獲得する方法
現在、企業から石黒さん個人に対してスポンサードの形でサポートをいくつか受けていると思うのですが、どんなサポートを受けているのでしょうか。
Vanguardからサポートしてもらうことになりました。
Vanguard Kimono 🗡🗡🗡 pic.twitter.com/R9UETDMeiy
— 石黒翔也(Shoya Ishiguro) (@syoyabjj) August 29, 2019
道場からも物品系サポートのスポンサーに関してはすべて選手に任されていて、自由に交渉出来ます。
アサイーニストでもあります!
この素晴らしいフルーツ、アサイーを少しでも多くの人に知っていただけたらと思います! https://t.co/MXOabA8sRc
— 石黒翔也(Shoya Ishiguro) (@syoyabjj) February 25, 2019
すごく嬉しいし、記事に登場頂いたX氏も喜んでくれるはず。
スポンサーの記事自体は反響が大きかった割には、選手からの問い合わせが少なかったので気にしていたのですが、こういう話が聞けるのはとっても嬉しいです。
この記事読むまでは自分からスポンサーなんて自分から声を掛けたことなかったのですが、有名選手でもない自分が声を掛けてもらうのを待っていてもしょうが無いと思いましたし、断られてもいいやと思って自分からDMでアプローチしました。
最初の1通のハードルは高かったのですが、1回送っちゃえばあとはいろんなところに横展開しただけです。
失うものは何もないので「断られたらどうしよう」とか考える必要もなくて、思い切って突っ込んじゃえばいいし、意外と先方も話を聞いてくれたりします。
実はヒントやノウハウといった情報はいろんなところに溢れているので、それを活かすも殺すも全て自分の行動力次第なんだと。
スポンサーがほしい格闘家の皆さんは、石黒さんの事例をぜひ参考にしてみてください!
柔術家としてのキャリアプランをどう考えているのか
その後は自分がオーナーとして道場を経営したいです。
画像:ムンジアルも30歳までとするとあと7回
大学で学んだトレーニングの知識も活用して、柔術だけやっていれば健康になるような道場が理想ですね。強い選手を育てるというよりも高齢者でも出来る柔術、柔術体操みたいなものでもいい。キッズも含めて、道場運営を通じてその地域の柔術への理解を深めたいです。
その上で楽しく柔術を続けてくれることを第一に考えた道場を作りたいですね。
画像:楽しく柔術を続けることより大事なことなんてない!
ただ、ガチのコンペ志向とビギナーの両方を同時にやるのは難しいと考えています。カルペディエムやトライフォースといった道場は、それが出来ていてスゴイなぁと思います。
とは言え、30歳ぐらいまでにはまだ少し時間がありますね。
その為にも、選手として柔術を真面目に取り組んできたと思ってもらえるような柔術の実績は積み上げておきたいです。
自分の理想に向かって突き進んでいる感じが話を聞いているととても気持ちいいです。
そろそろ最後になりますが、石黒さんから一言お願いします。
プライベートレッスンを受けて頂ければ、柔術が強くなる為のレッスンは提供出来ると思いますのでよろしくお願いします!
もちろん出稽古も歓迎ですので、道場に足を運んでみてください。
まとめ:自分で柔術生活を勝ち取った柔術青年であった
いかがでしたでしょうか。
インタビューを通じて、柔術で生活するということは、誰かに与えられるのではなく自分で勝ち取るものだということが垣間見えましたね。
私は、スポンサーの記事が22歳の若者が自ら行動を起こすキッカケになれたことがとても嬉しくて、あの記事を書いてよかったなぁと心の底から思えました。
また、柔術で生活することを考えると柔術の強さが優先されがちですが、強さ優先で浮世離れしていては商売が成り立ちません。石黒選手はプライベートレッスンやスポンサーとのコミュニケーションを通じて、営業や顧客対応といった道場経営の実務面も既に経験値を積みあげはじめているように見えました。
ぜひ、将来柔術で生活したいと考えている方は、石黒選手の考え方や行動力をモデルケースとして参考にしてみてください。
以上、「柔術だけで生活している人に聞いてみた!石黒翔也選手 後編 スポンサーと将来の話」でした。
オマケ
石黒選手のことが絶対に好きになるツイート集2
自分の将来を見据えて、世の中を分析しています。
指導者、または経営者になったら
お金を払ってきてくれる会員さんに柔術をストレスに感じさせたら終わりだと思う。
こんなにもいいスポーツなのにまだ発展が滞っているのは日本の”道場感,,が残っていて、今の社会には合ってないのかもなー。— 石黒翔也(Shoya Ishiguro) (@syoyabjj) July 18, 2019
道場経営に関するアイデアはたくさんあるようです。
青帯まで続けられるのは10%みたいなのが流れてきて、たしかになぁと思う反面、工夫次第で30%までは持っていけると思います。
— 石黒翔也(Shoya Ishiguro) (@syoyabjj) August 30, 2019
長期的な目線で物事を考えています。
プライベートは個人の自由。
でも、本気で柔術やってんの?って思われるような行動は理解できない。
選手の間は強ければいいと色々許されてる感あるけど、短い選手期間が終わった後の何十年の人生を考えたら人間性の方が重要だと思う。— 石黒翔也(Shoya Ishiguro) (@syoyabjj) March 23, 2019
独自の視点で世の中を見ています。
日本は電車みればわかるけど、他の国に比べて窮屈な日常を送っている人が多いから趣味は自由性があるものが人気出るんじゃないかなぁ。
逆にブラジルはThe道場!って感じでもあんなに人が多いのは、日常が自由な分、どこかで厳しいものを求める人がいるのではないかなぁと。
— 石黒翔也(Shoya Ishiguro) (@syoyabjj) July 18, 2019
石黒選手が参考にした記事
石黒選手が三角絞め研究所の記事の中でもこの2つの記事はとても参考になったとのことでした。こちらも合わせて読んでみてください。